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月別アーカイブ: 2025年6月

あるてのよもやま話~働きがい~

皆さんこんにちは!

株式会社あるての更新担当の中西です!

 

さて今回は

働きがいについて

ということで、小多機で働く介護スタッフ・看護師・ケアマネジャーたちが感じている“仕事の魅力”や“やりがい”について、現場目線で深く掘り下げていきます。

 

高齢化が進む日本社会において、介護職はますます必要とされる存在です。その中でも「小規模多機能型居宅介護施設(以下、小多機)」は、在宅と施設の中間に位置する地域密着型のケアモデルとして注目されています。


◆ 小規模多機能とは?

まずは簡単におさらいしましょう。小規模多機能型居宅介護は、「通い(デイ)」「訪問(ヘルパー)」「泊まり(ショートステイ)」を一つの事業所で一貫して提供するサービスです。

  • 定員:登録29名以下(通い定員は15名程度)

  • 特徴:同じ職員が3つのサービスに関わるため、「継続的な関係性」が育まれやすい

この構造が、働く上での魅力にも直結しているのです。


◆ 一人の利用者と深く関われる

小多機では、1人の利用者と長期間・多様な場面で接する機会があります。

  • 通いの日:レクリエーションや入浴介助で自然な関係づくり

  • 訪問の日:家庭での暮らしぶりを知り、信頼関係を築く

  • 泊まりの日:夜間もそばにいて、安心を提供する

このように、「利用者の生活全体」を支えることで、単なる“業務”ではない、人と人とのつながりを実感できます。


◆ チームケアが学べる・活かせる

小多機では、介護職だけでなく、看護師・ケアマネジャー・調理員など、多職種連携の中で仕事を進めるのが特徴です。

  • 朝礼での情報共有

  • 利用者の変化にすぐ気づける連携体制

  • 「次に何をしたらいいか」を話し合える雰囲気

こうした環境は、仲間と支え合って働ける実感を持ちやすく、職場の人間関係にも良い影響を与えます。


◆ 介護技術が自然と身につく

訪問・通い・泊まりという3つの場面を経験する中で、

  • 移乗介助や排泄介助などの身体介護

  • 認知症の方への対応技術

  • ご家族への声かけやケアアドバイス

など、多面的なスキルが身につきます。日々の仕事の中で自然に技術を磨ける点も、小多機ならではの強みです。


◆ 柔軟な働き方がしやすい

小規模な施設であるため、シフトも柔軟に対応できることが多いです。

  • 子育て中のスタッフには日中の通いを中心に

  • ベテラン職員は夜勤や泊まりも担当して活躍

  • フルタイム・パート・時短勤務の選択肢も豊富

また、顔なじみのメンバーが多いため、急な休みにも理解が得られやすく、働きやすさの面でも魅力的です。


◆ 地域とのつながりが感じられる

小多機は、利用者本人だけでなく、家族や地域住民とのつながりも大切にしています。

  • 地域行事に参加したり、子どもとの交流イベントを企画したり

  • 「○○さん、元気にしてる?」と近所の方から声がかかることも

これは大規模施設では得られにくい、地域密着型ならではの温かさです。


◆ 小多機は“人と深く関わる介護”ができる場所

小規模多機能型居宅介護施設での仕事は、ルーティンだけではない、一人ひとりと向き合う介護ができる場です。介護という仕事の本質である「人の生活を支える」ことに、最も近い働き方の一つと言えるでしょう。

「もっと利用者さんに寄り添いたい」「介護のやりがいを感じたい」という方にとって、小多機はまさに理想的な現場です。

 

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あるてのよもやま話~小規模多機能型居宅介護~

皆さんこんにちは!

株式会社あるての更新担当の中西です!

 

さて今回は

小規模多機能型居宅介護について

ということで、小規模多機能型居宅介護の基本的な仕組みから、具体的な利用メリット、対象者、事業所選びのポイントまで、わかりやすく深堀り解説します。

 

介護保険制度の中でも、近年特に注目を集めているのが「小規模多機能型居宅介護(以下:小多機)」です。この制度は、「通い」「訪問」「宿泊」を柔軟に組み合わせることで、利用者が住み慣れた地域で自立した生活を続けられるよう支援する仕組みです。


◆ 小規模多機能型居宅介護とは?

◉ サービス内容の3本柱

  1. 通い(デイサービス的機能)
    – 施設に通って、入浴・食事・レクリエーションなどを提供

  2. 訪問(ホームヘルパー的機能)
    – 必要に応じてスタッフが自宅を訪問し、生活援助や身体介護を実施

  3. 泊まり(ショートステイ的機能)
    – 家族の都合や体調に応じて、施設に宿泊可能

この3つを一事業所・一契約で利用でき、臨機応変にサポートを受けられる点が最大の特徴です。


◆ 対象者と利用条件

  • 要介護1以上の認定を受けた方

  • 地域密着型サービスのため、居住市町村の事業所のみ利用可能

  • 利用定員は登録制で29名以下(うち宿泊は9名まで)

✅ 顔なじみのスタッフが一貫して対応するため、認知症の方や不安の強い方に特に向いています


◆ 小多機を利用するメリット

利用者側の利点 内容
柔軟なサービス提供 その日の体調や家族の都合に合わせて「通い」「泊まり」「訪問」を調整可能
顔なじみの安心感 同じスタッフが対応するため、認知症の方も安心しやすい
介護負担の軽減 突発的な泊まりニーズにも対応でき、家族のレスパイトケアにもなる
一体型ケアプラン ケアマネジャーが施設内にいるため、調整がスムーズ

◆ 運営側のポイント・課題

  • スタッフは複数の業務(通い・訪問・泊まり)に柔軟対応する必要があるため、業務設計が重要

  • 施設の24時間対応体制や宿泊環境の整備が求められる

  • 地域との連携や顔の見える関係作りも欠かせない


◆ 小多機を選ぶときのチェックポイント

  1. 施設の清潔感・居心地

  2. 職員の対応の丁寧さや表情

  3. 実際の利用スケジュールの柔軟性

  4. 家族との連携・情報共有の体制

  5. 夜間の対応状況と安全性

✅ 初回の見学では「通い」と「泊まり」の両方の様子を見せてもらいましょう。


◆ まとめ

小規模多機能型居宅介護施設は、「施設でもなく、在宅でもない」地域密着型の新しい介護のかたちです。多様なニーズに対応できる柔軟性と、安心感のある継続的なケアが魅力であり、特に認知症の方や在宅介護の限界を感じているご家庭にとって大きな支えとなります。

介護は「選び方」で結果が大きく変わります。ご家族でよく話し合い、見学を通じて納得できる施設を見つけてください。

 

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