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皆さんこんにちは!
株式会社あるての更新担当の中西です!
さて今回は
~つなぐ~
小規模多機能型居宅介護(以下、小多機)は、通い(デイ)・訪問・泊まりを同じ事業所・同じ顔ぶれの職員で柔軟に組み合わせられるケアの仕組みです。
このサービスの力を最大限に活かすカギは、設備の新しさでもメニューの多さでもなく、**「利用者さんとの関係(リレーション)」**にあります。関係の質が、そのまま安心・自立・生活の継続性に跳ね返ります。
本稿では、現場で役立つ視点と実践のコツに絞って、なぜ関係が重要なのか/どう育てるのかを整理します。
同一拠点・同一職員が関わるため、通い・訪問・泊まりの場面切替でも観察情報が途切れにくい。
「昨日デイで少し咳」「夜間トイレ回数が増えた」など、断片情報が一本の生活像にまとまる。
この一貫性が、早期の変化察知・転倒予防・服薬アドヒアランスに直結します。
関係は“情報の送受信路”。太く、詰まらず、温度のある回線づくりが小多機の真価です。
見慣れた職員・声が、「今日も大丈夫」という情緒の安定を生みます。とくに認知症の方には、馴染みの関係が混乱・不安・不穏の緩和に働きます。
「この方法ならできる」を一緒に探す伴走者がいると、できることが増える/取り戻せる。関係の蓄積がその人仕様のアプローチを可能にします。
姿勢・歩幅・食べる速さ・表情の“いつもとの違い”は、親しいほど見抜ける。関係の深さは早期発見の精度です。
家族の不安や負担感も、信頼できる窓口があるだけで下がります。目標を共有するパートナーになれたとき、在宅継続の可能性が広がります。
「その人」の辞書で話す
好きな呼び名、話題、生活歴(職業・役割・趣味)を使ってコミュニケーション。回想・バリデーションの視点で“正しさ”より“気持ち”を受け止める。
小さな合意を積み上げる
いきなり“正解のケア”を押し込まず、できる・選べる・続けられるステップを一緒に決める。合意の積み重ねが自己効力感を生む。
情報は“点ではなく線”で残す
連絡ノートや記録は事実→解釈→次の仮説の順で。シフトを跨いでも“同じ人が見ているように”連続性を担保する。
境界線(ボーダー)を守る
近さ=馴れ合いではありません。プライバシー・自立・安全を守る距離感が、長く健やかな関係をつくる。
背景:元・漁師。夜間に覚醒しやすく、泊まりで不穏。
関係の手がかり:日中、海の話をすると表情が柔らぐ。
実践:就寝前に**「明日の潮見表トーク」を5分設定。枕元に波音アプリ**、夜間巡回は一声かけの定型文で統一。
結果:入眠までの時間短縮・覚醒時の再入眠がスムーズに。薬量を増やさず行動的ケアで改善。
背景:元・和裁。手順に強いこだわり。
関係の手がかり:作法・順序が崩れるとストレスが高まる。
実践:「段取り表(見える化)」を一緒に作成。“自分で選ぶ3項目”(タオルの色、湯温、最後の洗う部位)を固定。
結果:「自分の段取り」が機能し、拒否がほぼ消失。生活リズムが安定。
共通点は、**生活歴に根ざした“その人の取扱説明書”**を、職員全員で共有したこと。関係の質がケアの質に直結します。
初回面談で「今いちばん困っていること」「譲れないこと」「できれば続けたいこと」を3つずつ聞く。
写真・短文の週次レポ(LINEや紙)で“良い変化”を可視化。「食が進んだ」「笑顔」「歩行距離」など。
目標は“ケアのKPI”と“家族のKPI”の両方
例:転倒ゼロ(ケアKPI)+家族の睡眠時間6時間確保(家族KPI)。
ACP(人生会議)は“元気なうちから”。言い出しにくいときは季節行事や誕生日をきっかけに小さな対話から始める。
5分カンファ:出勤時・退勤時に「良かったこと1つ/気になること1つ」を音声でもテキストでも共有。
写真つきSOP(やり方の見える化):移乗・整容・整位など“その人仕様”をA4一枚に。
新人オリエン:最初の1週間は同じ利用者さんを連続担当し、関係の“芽”を育てる。
感情のケア:職員も人。モヤモヤの共有・相談先を明確に。燃え尽き防止が、関係の持続力を高めます。
呼ばれたい名前を確認し、名札や記録に反映した
好き・嫌い・得意・苦手を4象限で書き出した
生活歴の3ワード(職業・役割・趣味)を会話に使った
“今日の小さな合意”(一緒に決めたこと)を1つ作れた
良かった瞬間の写真/一言を家族に共有した
交代時に事実→解釈→次の仮説で引き継いだ
小多機の強みは、一人の暮らしを途切れずに支えること。
その力は、丁寧な観察と、敬意のある対話と、チームの連続性から生まれます。
「あなたといると安心」「ここなら続けられる」という実感が、在宅生活の延伸・QOLの向上・家族の負担軽減につながる。
関係は“ふんわり”でも“属人的”でもありません。
毎日の小さな選択と、記録と、仕組みで育てるプロの技術です。
今日の“ひと声”“ひと工夫”が、明日の安心をつくります。
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皆さんこんにちは!
株式会社あるての更新担当の中西です!
さて今回は
~“世代をつなぐ時間”~
大変お待たせいたしました。7月に行われた交流イベントのご報告です。
今月は、羽根昭和保育所の年中・年長さんをお迎えしての交流会を開催しました。本来は「室戸の日」にあたる6月10日の実施を予定していましたが、今年は日程を調整し7月下旬に開催。保育所さまの温かいご協力のもと、数年ぶりの再開が叶いました。心より感謝申し上げます。
“610(むろと)”は、数字を語呂合わせで室戸に変換したもの。毎年6月10日前後には室戸市内でユニークな催しがいくつも行われます。当事業所もこの日に合わせて準備をしてまいりましたが、今年は7月の交流会に思いを込めて実施いたしました。
当日は、子どもたちが元気いっぱいに**「よさこい節」と「しまじろう音頭」を披露。利用者さんも鳴子を手に、自然と身体がリズムを刻みます。
合唱では、懐かしい「シャボン玉とんだ」、そして世代を超えて人気の「にじ」**を一緒に歌いました。
「歌詞を口ずさんでいたら、若い頃の情景がふっと浮かんできたよ」「よさこいの鳴子を久しぶりに握れてうれしい」――そんな声があちこちから。音楽と踊りが、記憶と笑顔をやさしく呼び起こしてくれた時間でした。
小規模多機能型施設では、日々の体操や口腔ケアに加えて、こうした「人との交わり」が心身の活性化につながります。利用者さんは、交流会に向けて体力づくりや歌の練習もコツコツ続けてこられました。
交流会の締めくくりには、感謝の気持ちをこめて利用者さんから子どもたちへお菓子のプレゼントを手渡し。なかには、口の中で弾ける懐かしの**「ぱちぱち飴」も。
「子どもの頃に食べた」「あの“ぱちっ”という音が楽しい」――世代を問わず同じ思い出**で笑い合えるひとときでした。

イベントの日は少しだけ豪華なお献立に。
そうめん
茄子の煮付け
白菜のおひたし
おにぎり
スイカ
真夏は熱中症予防と水分補給の観点から、当事業所でもスイカをよくお出ししています。室戸市はスイカの産地でもあり、なかでも**「キラ坊スイカ」は毎年予約が殺到する人気**。当事業所のある羽根町のお隣、吉良川町・西山大地で収穫されるスイカで、シャリっとした食感と爽やかな甘みが特長です。地元の旬を味わいながら、会話も自然と弾みました。
小規模多機能型施設は、通い・訪問・泊まりを柔軟に組み合わせられるのが特長です。今回のような地域交流の機会も、その日の体調やご希望に合わせて無理なく参加いただけます。
私たち職員は、安全・衛生管理に配慮しながら、利用者さんの**“やってみたい”**を形にするお手伝いを続けていきます。
子どもたちの真っすぐな歌声、鳴子の音、スイカのみずみずしさ――季節と地域を丸ごと味わう交流会になりました。ご協力くださった羽根昭和保育所の皆さま、準備に奔走してくださったイベント担当の皆さま、本当にありがとうございました。
今後も、施設での行事や地域との取り組みをブログで発信してまいります。
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皆さんこんにちは!
株式会社あるての更新担当の中西です!
さて今回は
~法改正~
最初に:なにが変わった?(超要約)
2024年度の介護報酬は全体で+1.59%。内訳は「処遇改善分+0.98%」「その他+0.61%」。処遇改善の一本化効果まで含めると実質+2.04%相当という整理です。厚生労働省環境省
処遇改善加算は「介護職員等処遇改善加算」に一本化。24年度内は経過措置、25年度に本格運用へ。24年度に+2.5%、25年度に+2.0%のベースアップを見込む設計。厚生労働省
BCP(業務継続計画)未策定減算が段階適用。一部サービスは2025年3月31日で経過措置終了、25年4月から訪問系・居宅介護支援等にも本格適用。減算幅は施設・居住系=3%/その他=1%。厚生労働省介護ニュースJoint
経営情報(財務状況等)の報告・公表が制度見直しで強化。事業所単位が原則だがやむを得ない場合は法人単位も可。届出・公表の運用Q&Aが順次示されています。環境省厚生労働省
LIFE(科学的介護)や栄養・口腔・リハの一体的取り組みなど、評価・通知がアップデート。準備と体制整備が必要です。厚生労働省
改定率は**+1.59%(処遇改善+0.98%/その他+0.61%)。政策パッケージの効果まで含めると+2.04%相当**と整理されています。自施設のサービス種別ごとの単位変動を改めて点検しましょう。厚生労働省環境省
実務TIP
収支影響はサービス別の基本報酬の増減に左右されます。告示・留意事項の該当箇所を自社の算定一覧表に落とし込み、月次シミュレーションを。厚生労働省
24年度改定で、「処遇改善」「特定処遇改善」「ベースアップ等支援」→ 1本化(介護職員等処遇改善加算)。**算定要件は「キャリアパス」「月額賃金改善」「職場環境等」**の3本柱。24年度は経過措置、25年度に完全実施。厚生労働省
実務TIP
25年度の完全実施に向け、賃金改善計画(配分ルール)と就業規則・賞与規程の整合を早期に。厚労省の周知リーフレットを全拠点MTGで共有すると浸透が速いです。厚生労働省
減算幅:施設・居住系=3%、その他サービス=1%。
適用時期:2024年4月開始の枠組みだが、一部サービス(訪問系・居宅介護支援・福祉用具等)は2025年3月31日まで経過措置。2025年4月から全面適用となる整理。厚生労働省介護ニュースJoint
策定・訓練のやり方は厚労省の研修資料・動画が有用です。厚生労働省
実務チェック
☐ 感染症BCP・災害BCPの両方を文書化
☐ 訓練(シミュレーション)記録・周知・見直し
☐ 経過措置の終了日(〜2025/3/31)と届出を自治体要綱で再確認(例:自治体告知)。
実務TIP
会計期の異なる拠点を持つ法人は、提出単位とタイムラインを先に確定。未提出・虚偽は是正命令〜処分の対象になり得るため、内部統制フローを整備。
改定後も科学的介護(LIFE)の推進と多職種連携の評価が継続・強化。栄養・口腔・リハの一体的取組などの通知が更新されています。算定可否と要件を見直し、運用手順書を刷新しましょう。厚生労働省
掲示・書面の見直しや送迎の取扱い明確化など、現場運用に直結する告示・解釈もアップデート。自事業のサービス類型に関わる箇所のみ抜粋して“1枚資料”化を。厚生労働省
身体拘束廃止未実施減算など、2025年4月適用開始の項目は自治体の届出案内を必ず確認。
処遇改善一本化:配分ルール・就業規則・賃金台帳の整合/25年度算定準備。厚生労働省
BCP:感染症・災害の両BCP策定・訓練記録/訪問系等の経過措置は3/31で終了。厚生労働省介護ニュースJoint
経営情報の公表:提出単位・期末の統一/自治体提出様式の確認。環境省
LIFE・口腔栄養リハ:算定要件と記録様式を最新化。厚生労働省
自社版“改定対応1枚表”:該当告示・解釈のリンク、担当、期限、証憑を一覧化。厚生労働省
Q. BCPは作ったが訓練が未実施。減算対象?
A. 「未策定減算」は文書としての策定有無が主眼。訓練・見直しの実施有無は算定要件ではないと整理されています(とはいえ実施が望ましい)。厚生労働省
Q. 財務情報の公表は事業所ごと?
A. 原則は事業所・施設単位。ただし会計処理等の事情で法人単位でも可(自治体通知Q&A参照)。厚生労働省
2024–2025年は、(1)処遇改善の一本化、(2)BCP未策定減算の本格適用、(3)経営情報の公表強化、(4)LIFEと多職種連携の推進が主軸。
「期限のあるものから」—処遇改善の完全実施準備とBCPの経過措置終了(〜2025/3/31)対応を最優先に、自社版チェックリストで“抜け漏れゼロ”を目指しましょう。厚生労働省+1
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皆さんこんにちは!
株式会社あるての更新担当の中西です!
さて今回は
~みんなで作るベイクドチーズケーキ~

利用者さんが力を合わせておやつ作り。今日はベイクドチーズケーキに挑戦しました。クッキーをジップロックに入れて、テーブルの上でコンコンと手で割る音がリズムになって、フロアが一気にキッチンに。
「美味しいものを食べるのも今も昔も一苦労ですね」
役割分担:
・クッキー砕き係(袋に入れてコンコン)
・バター混ぜ係(溶かしバターを回しかけ)
・生地班(クリームチーズの生地を混ぜ混ぜ)
・型詰め係(クラストをギュッと押し固める)
安全&衛生:手指消毒・手袋・マスク・アレルギー確認・温度管理(加熱中心温度)をスタッフがWチェック
焼成&冷却:オーブンに入れたら良い香り。粗熱をとって冷蔵庫へ❄️
「昔は空き瓶で叩いたわよ」
「力仕事は任せて!」
「この音、お腹が鳴るわねぇ」
リズムに合わせて交代しながら、手指の運動と会話の輪が自然に広がりました。
手指の巧緻性:袋を押さえる、砕く、押し固める動作で細かな筋肉を刺激。
認知刺激:香り・音・手触りの五感をフル活用。
役割と自己効力感:「自分が作った」体験が食欲と笑顔に直結。
回想法:昔の台所道具や家族の味の話題がたくさん
クラスト:ビスケット100g/溶かしバター50g
生地:クリームチーズ200g/砂糖60g/卵2個/ヨーグルト150g(または生クリーム100g)/レモン汁小さじ1/バニラ少々
ビスケットをジップロックでコンコン→バターと混ぜ、型に敷き詰め。
クリームチーズをやわらかくし、砂糖→卵→ヨーグルト→レモンの順で混ぜる。
160℃で約40分焼成→粗熱→冷蔵でしっとり。
※施設では衛生基準とアレルギー対応に沿って実施しています。
冷やし固まったら季節のフルーツを添えて、コーヒーと一緒にティータイム。次回は「ほうじ茶チーズケーキ」にも挑戦予定です!
手元の「ジップロック&コンコン」ショット

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皆さんこんにちは!
株式会社あるての更新担当の中西です!
さて今回は
いくりの砂糖漬け
「いくり」とは、九州を中心に古くから親しまれてきたすももの一種。なかでも「いくりの砂糖漬け」は、郷土の味として多くの家庭で受け継がれてきました。その甘酸っぱくも懐かしい風味には、単なる保存食以上の意味が込められています。

「いくり」は、すももの一種で、主に九州地方で呼ばれる在来の呼び名です。とくに鹿児島や宮崎、熊本などでは「いくり」の木が庭先にある家庭も少なくなく、梅や柿と同様に、季節の恵みとして身近に存在してきました。
成熟すると赤紫色になり、強い酸味と爽やかな甘味が特徴。かつてはおやつ代わりにかじる子どもも多かった果実です。
砂糖漬けという技法自体は、江戸時代、長崎の出島を通して日本に伝わった南蛮文化がルーツとされています。当時は高価だった砂糖を用いた加工食品は、特別な贈り物や保存食として扱われ、庶民の間でも「ハレの日の甘味」として定着しました。
いくりも例外ではなく、豊富に採れる夏の果実を無駄にせず長く楽しむため、砂糖漬けやジャム、果実酒へと加工されてきたのです。
いくりの実は非常に傷みやすく、生食できる期間が短いという特性があります。砂糖と一緒に煮ることで保存性が高まり、1ヶ月以上保存可能に。また、季節を超えて果実の風味を味わえる手法として、昔から重宝されてきました。
家族総出で仕込む姿は、梅干しや味噌づくりと同様、夏の季節行事の一つとして親しまれた地域もあるほどです。
いくりの砂糖漬けは、ただの食品ではなく、「季節を大切にする暮らし」そのものを表しています。
お盆のお供え物に:甘く仕上げた砂糖漬けは、精霊へのお供え物としても用いられてきました。
手土産や贈答品に:家庭の味として瓶詰めされ、親戚やご近所へのお裾分けとして重宝。
子どもたちの「ふるさとの味」:離れて暮らす家族にとって、実家の砂糖漬けはいくつになっても懐かしい記憶です。
都市化が進み、庭に果樹を植える習慣が減った今、「いくり」に触れる機会も少なくなりました。しかし、地元農産物の見直しや、季節を楽しむスローライフの価値が高まる中で、いくりの砂糖漬けは再び注目を集めています。
地元の道の駅や直売所、家庭のレシピを守る高齢世代の知恵など、いくり文化の継承は今こそ大切な時期かもしれません。
「いくりの砂糖漬け」は、保存食でありながら、地域と人と季節を結ぶ「文化の結晶」です。ひと口食べれば、ふるさとの風景や母の手仕事を思い出す方も多いのではないでしょうか。
忙しい現代だからこそ、時間をかけて季節の実りを楽しむ心の豊かさを、私たちは大切にしていきたいですね。
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皆さんこんにちは!
株式会社あるての更新担当の中西です!
さて今回は
願いが叶いますように
7月7日は七夕。
織り姫さまとひこ星さまが一年に一度だけ会える、ロマンチックで特別な日です。
小規模多機能施設「あるて」でも、皆さんの願いが空に届くよう、心を込めて七夕祭りを開催しました🎋

利用者さんと職員さんが一緒に、色とりどりの短冊や折り紙で笹飾りを作りました。
今年は手作りのお供え物として、畑で採れた野菜も添えて。季節の恵みに感謝しながら、和やかな時間が流れました。
短冊には、それぞれの個性が光る願いが並びます。
「推し活が充実しますように!」
「毎日みんなでお散歩できますように!」

職員一同、「うんうん、わかる~」と笑顔になった瞬間です。
推し活を楽しむ気持ちも、外の空気を感じながら歩く楽しさも、どちらも生きがいにつながる大切な時間ですね😊
七夕の空に、みんなの願いがスーッと届いていきますように。
これからも「あるて」では、四季折々の行事を大切にしながら、利用者さん一人ひとりの想いに寄り添った日々を過ごしていきます🌠
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皆さんこんにちは!
株式会社あるての更新担当の中西です!
さて今回は
働きがいについて
ということで、小多機で働く介護スタッフ・看護師・ケアマネジャーたちが感じている“仕事の魅力”や“やりがい”について、現場目線で深く掘り下げていきます。
高齢化が進む日本社会において、介護職はますます必要とされる存在です。その中でも「小規模多機能型居宅介護施設(以下、小多機)」は、在宅と施設の中間に位置する地域密着型のケアモデルとして注目されています。
まずは簡単におさらいしましょう。小規模多機能型居宅介護は、「通い(デイ)」「訪問(ヘルパー)」「泊まり(ショートステイ)」を一つの事業所で一貫して提供するサービスです。
定員:登録29名以下(通い定員は15名程度)
特徴:同じ職員が3つのサービスに関わるため、「継続的な関係性」が育まれやすい
この構造が、働く上での魅力にも直結しているのです。
小多機では、1人の利用者と長期間・多様な場面で接する機会があります。
通いの日:レクリエーションや入浴介助で自然な関係づくり
訪問の日:家庭での暮らしぶりを知り、信頼関係を築く
泊まりの日:夜間もそばにいて、安心を提供する
このように、「利用者の生活全体」を支えることで、単なる“業務”ではない、人と人とのつながりを実感できます。
小多機では、介護職だけでなく、看護師・ケアマネジャー・調理員など、多職種連携の中で仕事を進めるのが特徴です。
朝礼での情報共有
利用者の変化にすぐ気づける連携体制
「次に何をしたらいいか」を話し合える雰囲気
こうした環境は、仲間と支え合って働ける実感を持ちやすく、職場の人間関係にも良い影響を与えます。
訪問・通い・泊まりという3つの場面を経験する中で、
移乗介助や排泄介助などの身体介護
認知症の方への対応技術
ご家族への声かけやケアアドバイス
など、多面的なスキルが身につきます。日々の仕事の中で自然に技術を磨ける点も、小多機ならではの強みです。
小規模な施設であるため、シフトも柔軟に対応できることが多いです。
子育て中のスタッフには日中の通いを中心に
ベテラン職員は夜勤や泊まりも担当して活躍
フルタイム・パート・時短勤務の選択肢も豊富
また、顔なじみのメンバーが多いため、急な休みにも理解が得られやすく、働きやすさの面でも魅力的です。
小多機は、利用者本人だけでなく、家族や地域住民とのつながりも大切にしています。
地域行事に参加したり、子どもとの交流イベントを企画したり
「○○さん、元気にしてる?」と近所の方から声がかかることも
これは大規模施設では得られにくい、地域密着型ならではの温かさです。
小規模多機能型居宅介護施設での仕事は、ルーティンだけではない、一人ひとりと向き合う介護ができる場です。介護という仕事の本質である「人の生活を支える」ことに、最も近い働き方の一つと言えるでしょう。
「もっと利用者さんに寄り添いたい」「介護のやりがいを感じたい」という方にとって、小多機はまさに理想的な現場です。
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皆さんこんにちは!
株式会社あるての更新担当の中西です!
さて今回は
小規模多機能型居宅介護について
ということで、小規模多機能型居宅介護の基本的な仕組みから、具体的な利用メリット、対象者、事業所選びのポイントまで、わかりやすく深堀り解説します。
介護保険制度の中でも、近年特に注目を集めているのが「小規模多機能型居宅介護(以下:小多機)」です。この制度は、「通い」「訪問」「宿泊」を柔軟に組み合わせることで、利用者が住み慣れた地域で自立した生活を続けられるよう支援する仕組みです。
通い(デイサービス的機能)
– 施設に通って、入浴・食事・レクリエーションなどを提供
訪問(ホームヘルパー的機能)
– 必要に応じてスタッフが自宅を訪問し、生活援助や身体介護を実施
泊まり(ショートステイ的機能)
– 家族の都合や体調に応じて、施設に宿泊可能
この3つを一事業所・一契約で利用でき、臨機応変にサポートを受けられる点が最大の特徴です。
要介護1以上の認定を受けた方
地域密着型サービスのため、居住市町村の事業所のみ利用可能
利用定員は登録制で29名以下(うち宿泊は9名まで)
✅ 顔なじみのスタッフが一貫して対応するため、認知症の方や不安の強い方に特に向いています。
| 利用者側の利点 | 内容 |
|---|---|
| 柔軟なサービス提供 | その日の体調や家族の都合に合わせて「通い」「泊まり」「訪問」を調整可能 |
| 顔なじみの安心感 | 同じスタッフが対応するため、認知症の方も安心しやすい |
| 介護負担の軽減 | 突発的な泊まりニーズにも対応でき、家族のレスパイトケアにもなる |
| 一体型ケアプラン | ケアマネジャーが施設内にいるため、調整がスムーズ |
スタッフは複数の業務(通い・訪問・泊まり)に柔軟対応する必要があるため、業務設計が重要
施設の24時間対応体制や宿泊環境の整備が求められる
地域との連携や顔の見える関係作りも欠かせない
施設の清潔感・居心地
職員の対応の丁寧さや表情
実際の利用スケジュールの柔軟性
家族との連携・情報共有の体制
夜間の対応状況と安全性
✅ 初回の見学では「通い」と「泊まり」の両方の様子を見せてもらいましょう。
小規模多機能型居宅介護施設は、「施設でもなく、在宅でもない」地域密着型の新しい介護のかたちです。多様なニーズに対応できる柔軟性と、安心感のある継続的なケアが魅力であり、特に認知症の方や在宅介護の限界を感じているご家庭にとって大きな支えとなります。
介護は「選び方」で結果が大きく変わります。ご家族でよく話し合い、見学を通じて納得できる施設を見つけてください。
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皆さんこんにちは!
株式会社あるての更新担当の中西です!
さて今回は
要介護について
ということで、要介護認定の流れ、評価基準、そして現場での実際の運用に焦点を当てて解説します。
介護保険サービスを利用するには、まず「要介護認定」を受ける必要があります。この認定は単なる“判定”ではなく、必要な支援を公平・適正に提供するための入り口です。
介護保険制度において、利用者がどの程度の介護を必要としているかを公的に判定する仕組みです。この認定結果によって、利用できるサービスの内容や上限額が決定します。
第1号被保険者(65歳以上):介護が必要になったすべての人
第2号被保険者(40~64歳):老化に伴う16の特定疾病が原因で介護が必要となった場合
申請
市町村の窓口に本人または家族、ケアマネージャーが申請
認定調査
調査員が自宅を訪問し、74項目(心身の状態、生活機能等)を確認
主治医意見書
主治医が病状や認知機能について記入
一次判定(コンピュータ判定)
全国共通の基準で機械的に要介護度を推定
二次判定(介護認定審査会)
専門家による最終審査で要介護度を決定(非公開)
| 区分 | 支援・介護内容の目安 |
|---|---|
| 非該当 | 介護保険サービス利用不可(市町村独自支援対象) |
| 要支援1・2 | 軽度の支援(転倒予防、生活援助など) |
| 要介護1~5 | 数字が大きいほど重度、介護度に応じた幅広いサービスが利用可能 |
原則6か月または12か月ごとに更新
状態が変わったときは区分変更申請が可能
状況悪化を見逃さないことが、必要な支援確保につながる
制度を安定的に運営するため、全国統一の判定基準を用いて、客観的かつ公正に判断する。
要介護度によってサービス上限額や利用可能な種別(訪問介護、施設入所など)が大きく変わるため、認定結果が生活の質を左右するとも言える。
調査員の主観差による不公平感
認知症高齢者の評価の難しさ
主治医意見書の記載不備による再調査
事前にケアマネや地域包括支援センターに相談
生活の実態を正確に伝える
→「普段できていること」ではなく「支援が必要な実態」を明確に
記録を取っておく
→家族の負担状況や介護記録が判断材料になることも
要介護認定は、「本当に必要な支援を、必要なだけ届ける」ための制度です。しかし、単なる“点数”や“等級”ではなく、個人の暮らしと尊厳を支える仕組みの基盤でもあります。正確な情報と丁寧な申請によって、本人に最もふさわしい支援環境を整えることができます。
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皆さんこんにちは!
株式会社あるての更新担当の中西です!
さて今回は
施設ごとの目的について
ということで、日本の介護施設の主な種類と、それぞれが果たす役割や目的を、制度面・生活支援面から詳しく解説します♪
高齢社会を迎えた日本では、さまざまな介護施設が存在しています。これらの施設は単なる「住まい」ではなく、高齢者一人ひとりの暮らしを支える生活とケアの拠点です。
対象:要介護3以上の高齢者(原則)
目的:終身的な生活支援と介護提供
特徴:介護職・看護師が常駐、費用が比較的安価
存在意義:家庭での介護が困難な重度要介護者の“生活の場”
対象:病院退院後の要介護者(要介護1以上)
目的:自立支援・在宅復帰が前提のリハビリ施設
特徴:医師常駐、機能訓練、3~6か月の中間施設
存在意義:医療と生活支援の“橋渡し”
対象:長期の医療的ケアが必要な要介護者
目的:医療と介護の一体提供
存在意義:重度慢性疾患や終末期対応の“医療付き生活施設”
対象:要支援~要介護者
特徴:民間事業者が運営、介護スタッフ常駐、医療連携あり
存在意義:多様なニーズに応える“サービス重視型施設”
対象:自立~要支援・軽度要介護者
特徴:バリアフリー設計、見守り・生活支援あり、自由度高い
存在意義:「住まい」と「見守り」を両立した新しい形
対象:要支援2~要介護の認知症高齢者
特徴:少人数(9人程度)、家庭的な環境、24時間ケア
存在意義:「できる力」を活かす認知症ケアの拠点
対象:地域の高齢者(要支援・要介護)
特徴:「通い・泊まり・訪問」を組み合わせた在宅支援
存在意義:施設に頼りすぎず地域で生きる“地元密着型支援”
食事・入浴・レクリエーション・人との交流を通じて、“人間らしく暮らせる”ことが施設の本質的な目的です。
介護する家族の心身の負担を軽減し、介護離職や家庭崩壊を防ぎます。
地域と連携しながら、高齢者が住み慣れた地域で最期まで暮らせる仕組みを支える存在です。
介護施設は「老いを支える社会の器」です。どの施設にも明確な役割と存在意義があり、高齢者の“その人らしい生活”を支える場としてますます重要性を増しています。大切なのは、本人と家族の希望、介護度、費用、立地などを総合的に考慮し、自分たちに合った選択肢を見つけることです。
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